2019/03/10 17:00

マドリードのおすすめスポットは グルメでにぎわう市場と上質ホテル

朝から夜までにぎわう
ガストロノミー・マーケット


サン・ミゲル市場の正面入口。鋳鉄建築も一見の価値がある。

 レストラン巡りも楽しいが、地元の人々の暮らしに密着した市場には別の楽しみがある。

 マドリードの市場のなかでも、街の中心にあり、もっともにぎわっているのがサン・ミゲル市場だ。朝から夜遅くまで途切れることなく人々の胃袋を満たしてくれる。


場内には固定店舗と移動式のスタンドがずらりと並ぶ。

 サン・ミゲル市場は、もともと生鮮食品卸売市場として1916年にオープンした市場で、建物はマドリード市内では数少ない鋳鉄建築の傑作と言われている。

 その美しい建築はそのままに、2009年にマドリード初のガストロノミー・マーケットとして新装オープンした。


笑顔で生ガキを開けてくれるナイスガイたち。

生ハム専門店の壁にはイベリコ豚のブロックがズラリ。

オリーブ専門店。様々な種類のオリーブ、そして、オリーブを使ったピンチョスが並ぶ。

 イベリコ豚の生ハム、生ガキ、チーズ、オリーブから、各種タパス、パエリヤ、スイーツ、新鮮なフルーツまで、場内には20軒以上の固定店舗と、移動式のスタンドがある。

 生ハムは注文してからスライスしてくれるし、生ガキもその場で開いてくれて、どれもベストな状態で食べることができるのだ。


生ハムを挟んだオリーブ。ひとくち食べるとワインがほしくなる美味しさだ。

チーズ専門店のタパスにはつくりたてのカッテージチーズが載っている。

 中央にはイートインスペースが設けられているので、市場で購入したものをその場で食べることができる。


夜になるとイートインスペースはほぼ満席。美味しいものを食べながら、おしゃべりが尽きない。

 軽くつまんで小腹を満たすもよし、お腹いっぱい食べるもよし、夕食前のアペリティーヴォにもよし、あらゆるシーンで楽しむことができる。ついつい長居してしまいそうな楽しい市場だ。

Mercado de San Miguel
(サン・ミゲル市場)

所在地 Plaza de San Miguel, s/n, 28005 Madrid
http://mercadodesanmiguel.es/

20世紀初頭の銀行を改装した
クラシックで居心地のいいホテル


「H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ」は、どこに行くにも便利なグラン・ヴィア通りに面している。(C)H10 Hotel

 マドリードの中心を貫く大通りグラン・ヴィアに面していて、どこに行くにも便利な場所にある「H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ」。

 オーナーの「H10ホテルズ」は、バルセロナを拠点とした家族経営の会社で、マドリードの3軒をはじめ、国内外に60軒以上のホテルをもつ。古い建物をホテルに改装しているプロパティが多いことが特徴だ。


レセプションの壁にある小さな引き出しは、建物が銀行として使われていた時代の貸金庫の名残。(C)H10 Hotels

ロビーラウンジにはたくさんの本がディスプレイされている。

「H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ」は、74室のブティックホテル。入口から中に入ると、まず目に入るのはたくさんの本棚だ。まるで歴史ある図書館のような落ち着いた雰囲気のロビー、そして、ロビーラウンジがある。


20世紀初頭に造られたエレベータが現役で動いている。

 この建物は、もともと20世紀初頭に銀行として建てられたもの。2001年にホテルに改装された。

 館内のあちらこちらにその名残が残されている。レセプションの壁にずらりと並ぶ小さな貸金庫も銀行時代のもの。ドアの付いたエレベータもオリジナルだ。


ロビーラウンジにはカウンターバーもある。写真左の階段を降りるとレストランへと続く。

 ロビーラウンジにはカウンターバーが併設されている。ここで、金曜夜にはライブ演奏、日曜にはマジックショーが催される。レストランはそこから階段を降りた地下だ。



左:朝食は地下にあるこちらのレストランで。(C)H10 Hotels
右:朝は、レセプション前にパンとコーヒーが用意されている。朝食の時間がないときにはこちらで。

 フロアの中央に階段があるのも元オフィスビルならでは。あれこれ想像しながらホテル内を散策するのも楽しい。


ベーシックルームの室内。

 白を基調とした74室の客室は8種類のカテゴリーがあり、広さや、グラン・ヴィア通りに面しているか否かによって料金が変わる。


バスルームの壁もクラシックな雰囲気。

バスルームアメニティ。ネットのポーチの中には歯ブラシやくし、ソーイングセット、ティッシュなどが入っている。

 室内には32インチのテレビ、無料Wi-Fi、エスプレッソマシン、ミニバー、セイフティボックスなどが完備。

 バスルームのアメニティは、ネットを使ったおしゃれなポーチに入っていて、ポーチは持ち帰って使うことができる。

H10 Villa de la Reina
(H10 ヴィラ・デ・ラ・レイナ)

所在地 Gran Vía, 22, E-28013-Madrid Centre, Madrid
http://www.h10hotels.com/en/madrid-hotels/h10-villa-de-la-reina

スタイリッシュで盛りだくさん
楽しいデザインホテル


「NHコレクション・マドリード・スエシア」のエントランス。もともとスウェーデンのロイヤルファミリーが住んでいただけあって石造りの入り口も高級感がある。

 マドリードのほぼ中心にある「NHコレクション・マドリード・スエシア」は、1956年にオープンした老舗ホテル。

 グラン・ヴィア通りや、プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館も徒歩圏内という便利なロケーションにある。

 ホテルを経営する「NHホテル・グループ」は、スペイン有数のホテルチェーンで、マドリードを拠点にヨーロッパとアメリカに350軒以上のホテルを経営している。

「NHコレクション・マドリード・スエシア」は、もともとスウェーデンのロイヤルファミリーが住んでいたスウェーデン様式の邸宅。1956年にホテルとなり、2016年に全面改装して設備をアップグレードして、スタイリッシュなデザインホテルに生まれ変わった。


ジュニアスイートの室内。壁にある顔と仮面の写真は、「すべてを外して素顔になろう」という意味だという。

『老人と海』などの作品で知られるアメリカ人作家アーネスト・ヘミングウェイが、このホテルで原稿を書いていたことでも知られている。キューバの革命家、チェ・ゲバラも滞在したという。


バスルームもスタイリッシュ。

バスルームにある鏡には、清掃後に書かれたルームメイドによる手書きのメッセージが。パーソナルなホスピタリティのひとつだ。

 10階建ての館内には、広さや眺めが異なる7種類のカテゴリーの123室、レストラン、バー、フィットネスセンター、屋上にはルーフトップバーがある。取材時には天気が悪くてクローズしていたので写真をお見せできないが、市民にも人気のバーだ。


1階のレストランは天井が高くて開放感がある。

 1階や2階、地下にあるバーやラウンジは、もともとスウェーデン人たちのコミュニケーションの場として使われていた。そんな時代に思いを馳せながらグラスを傾けるのも楽しい。


中2階のバー。かつてはスウェーデン人コミュニティの憩いの場となっていた。今は地元や世界中からやってくる人々でにぎわう。

地下のバー。客室フロアから直結しているエレベータでしか入ることができないクローズドのバーだ。

NH Collection Madrid Suecia
(NHコレクション・マドリード・スエシア)

所在地 Calle del Marqués de Casa Riera 4, 28014, Madrid
https://www.nh-hotels.com/hotel/nh-collection-madrid-suecia

【取材協力】
イベリア航空

http://www.iberia.com/


たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)

トラベル&スパジャーナリスト。渡航約150回・70カ国、海外スパ取材約250軒超、ダイビング歴約800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は台湾と中国で翻訳出版、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』(PHP研究所)も中国で出版された。新刊『ファーストクラスで世界一周』(ブックマン社)は好評につき3刷!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
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文・撮影=たかせ藍沙



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