2019/03/05 07:00

台北の新路線「淡海ライトレール」で 淡水近郊プチトリップを楽しむ!

 台北近郊にある美しい夕日が望める場所として人気の観光地「淡水」に、新しい交通機関「淡海ライトレール(淡海軽軌)緑山線」が開通しました。


鮮やかなブルーのライトレール。

 台北北部では初めてのライトレールで、MRT紅樹林駅から崁頂駅までを結ぶ全11駅からなっています。


路線図、全11駅(V01紅樹林駅~V11崁頂駅)、乗車時間は約30分。

 沿線には高層マンションも立ち並んでおり、「淡海新市鎮」と呼ばれるニュータウンもある事から、周辺に住む住民の足としての利用がメインとなりますが、現在建設中の藍海線が完成すると将来的には人気スポット「漁人碼頭」などにも駅が連結される予定となっています。

淡海ライトレール
紅樹林駅までのアクセス方法

 淡海ライトレール紅樹林駅まで向かうには、まずMRT紅樹林駅1番出口改札を出て、目の前にある看板に従い左折。

 すると、120メートル先に真新しく細長い看板が目に飛び込みます。

 駅入り口はその看板の左手に、また入り口の奥にはインフォメーションがあります。


MRT紅樹林駅改札を出たところの案内。



左:淡海ライトレール紅樹林駅入り口正面。エスカレーターは上りのみ。
右:入り口正面右手にインフォメーションがあります。

 エスカレーターで上がるとプラットホームに到着しますが、ここには改札口やゲートはありません。

 乗車の際は悠遊卡等のICカードを利用するか券売機で切符を購入します。ICカードの場合、乗車時は青、下車時は赤い機械にカードを当てます。


紅樹林駅、プラットホームの様子。



左:悠遊卡等のICカードを利用の場合、乗車時は青い機械にカードを当てます。
右:下車時は赤い機械にカードを当てます。

 切符を購入する方はICカードの機械を通り過ぎ、ホーム中央まで進めば券売機があります。

 切符の購入を忘れたり、ICカードを当て忘れたりした場合は、罰金が課せられる場合もありますのでご注意ください。


券売機はホーム中央に。

 この券売機は英語、日本語の他7ヶ国語対応可能で1,000元札も利用できます。初乗運賃は20元(約72円)、片道最大運賃は25元(約90円)。

 ホームにある電光表示板には電車の時刻と、駅周辺のバスの時刻が中国語、英語で表示されているので、外国人観光客にも分かりやすい案内となっています。

 電車の始発は6時、終電は夜12時で、基本15分間隔で運転されています(2019年2月現在)。


電光表示板は中国語、英語で電車および駅周辺のバスの時刻が案内されます。

真新しいライトレールに
乗車し早速移動

 緑山線は「V01紅樹林駅」から「V07淡水行政中心駅」までは高架駅、「V08浜海義山駅」から「V11崁頂駅」までは地上駅となっています。


路線図、合計11駅。乗車時間は約30分。

 各駅に宜蘭出身の絵本作家、幾米(ジミー)さんのオブジェや絵があるのが最大の見所です。車両は鮮やかなブルーで、大きな窓が印象的な近代的デザイン。


絵本作家、ジミーさんのイラスト。

同じくジミーさんの作品、子供たち。

 また始発、終点駅以外で下車する場合、乗客が自ら扉中央にある丸いボタンを押さなければドアは開きません。

 さらに各駅の停車時間は約1分程度、オブジェをゆっくり見ていると電車が発車してしまいますのでご注意を。


下車する場合は、扉にあるボタンを押して開けなければなりません。

 車内はバリアフリーとなっており、窓側にロングシートが数席、車両奥にはクロスシートが設けられており、紺色の座席は優先席となっています(車内での飲食は勿論、クロスシートに足をのばして座るなどの場合、最高7,500元の罰金が課せられますのでご注意ください)。


車内はバリアフリー、白い壁に明るい車内が印象的。

 今回2つの駅で途中下車しましたが、「V02竿蓁林駅」は山側にマンション、海側に街を望める景色が広がり、「V06新市一路駅」は高層マンションが立ち並び、これからの発展が楽しみなエリアでした。

 その他「V03淡金鄧公駅」には、駅から徒歩約50メートルの場所に「滬尾櫻花大道(滬尾桜大通り)」があり、「V05淡金北新駅」では、下車後バスに乗り換えて「淡水天元宮」まで向かうことができます。

 ここは台湾でも有名な桜の名所で、毎年3月になると色鮮やかな天壇とピンクの桜のコントラストを楽しむために多くの人がこの場所を訪れます。

「V07淡水行政中心駅」は、この路線で一番栄えた駅となっており、乗客のほとんどはこの駅で下車します。

 近くにはカルフールや淡水国民運動中心(淡水市民スポーツセンター)などもあります。この駅以降は、ライトレールは地上を走るため、道路の信号が赤になれば停車します。

 乗車から約30分、終点「V11崁頂駅」に到着です。プラットホームで切符を係員に提示しましたが、回収される事はありませんでした。


V11崁頂駅プラットホームの様子。

 駅の周辺は更地で何もありませんが、ホームの少し先には2列に並んだライトレールがあり、車両を近くで眺めたり撮影したりする事もできます。


停車中のライトレール。鉄道ファンでなくても楽しめるスポットです。

ほとんどの乗客が、下車後、そのまま次のライトレールで引き返しました。

 今回は夕方に紅樹林駅に戻ったお陰で、ライトアップされたオブジェを楽しむ事もできました。

 台北市内からも近く、各駅に設置されたオブジェも楽しい淡海ライトレール緑山線。これからの季節、週末ミニトリップで足を運んでみてはいかがでしょうか。


紅樹林駅のオブジェ、夜はライトアップされています。

魚と子供のオブジェの背景は淡水河。


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之



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