2019/03/10 15:00

「幻のかぼちゃ」スイーツを堪能! 神戸の専門店はホクホク甘い逸品揃い

 アイテムやジャンル、素材に特化したユニークなお店が増えてきました。たとえば、これまでにご紹介した燻製のお菓子のお店やどらやきの専門店、リンゴづくしのカフェなどなど。

 今回、ご紹介するのは、珍しい「栗マロンかぼちゃ」の専門店、東神戸・御影にある「Zucca FINE VEGETABLE & DELI(ズッカ ファイン ベジタブル アンド デリ)」です。


外観。山手幹線沿いのオシャレな一軒家。

 お店があるのは、阪急神戸線御影駅から徒歩約3分の閑静な住宅街。山手幹線沿いで一際目を引く白い建物です。デッキに置かれた大きなかぼちゃが目印。


入口のデッキに置かれたかぼちゃが目印。

 店内に入ると、大きなショウケースとその周りにデリとスイーツがずらり。そのすべてが栗マロンかぼちゃを使った商品なのです。


店内。ショウケースとその回りに、お総菜とお菓子が並んで。

「Zuccaとは、イタリア語でかぼちゃという意味。栗マロンかぼちゃは、30年前、北海道の栗山町で栽培され始め、栗のようにホクホクおいしいことから、その名で呼ばれるようになりました」とオーナーの佐藤一さん。


オーナー佐藤一さん。

 北海道では、ピークには90軒余りが栽培していましたが、いつしか30~40軒の仲間内だけで栽培されるようになった貴重な品種。

 現在、栗マロンかぼちゃを栽培するのは北海道と九州の70軒余りだけ。

 というのも、栽培がとても難しく、収穫量はエビス南瓜の半分程度しかありません。幻のかぼちゃ、農家泣かせとも言われているのだそう。


ラザニアやグラタンが並ぶ様子。

「こだわりたっぷりに、熱い情熱をかけて作られる栗マロンかぼちゃはとびきりおいしいんです」と佐藤さんはにっこり。

 卸売市場の仲卸として働いていた父親が扱い始めた希少な栗マロンかぼちゃに佐藤さんも注目し、10年前から本格的にPRに努め始めます。

 そして、「消費者においしさを直接伝えたい」と、2015年にデリやスイーツを販売する実店舗をオープンさせました。


キッシュの焼き上がりをチェックするスタッフ。

「6月から11月が、栗マロンかぼちゃがおいしい時期。でも、それ以外の季節にもおいしく食べてほしい」

 製法は、完熟で収穫された栗マロンかぼちゃをさらに約1カ月熟成。一番おいしいタイミングで90~95℃で蒸し上げて、冷凍。

 カットとペースト、どちらも砂糖も水分も加えていない、完全無添加なんだとか。

「それぞれを販売するだけでなく、様々なデリ=お総菜とスイーツを作り、1年中、そのおいしさを食べて実感してもらうためのお店なんです」と佐藤さん。


オーブンに入れる前の「栗マロンかぼちゃのグラタン」。

 スタイリッシュでナチュラルな店内に並ぶデリとスイーツは、毎日約15種類。もちろん、すべて栗マロンかぼちゃを使ったもの。


テイクアウトのデリ「栗マロンかぼちゃのグラタン」。

 デリは、「栗マロンかぼちゃのサラダ」(350円~)や「栗マロンかぼちゃのラザニア」「栗マロンかぼちゃのグラタン」など。そんなデリを詰め合わせた「かぼちゃづくしのランチボックス」(750円)が大人気。

 ドリンクやスープとのセットを、2階のイートインコーナーで食べるお客さんが多いのだとか。

 スイーツとドリンクを注文して、入口横のデッキでひと休みするワンちゃんの散歩途中のお客さんや、お目当ての商品をテイクアウトする常連客も次々に来店。住宅街のお店らしい賑わいです。

かぼちゃたっぷりスイーツのほか
フライやコロッケもおやつに◎!

 栗マロンかぼちゃのスイーツをご紹介しましょう。


「栗マロンかぼちゃのチーズケーキ」1個320円。

 佐藤さんが、自分の子供に食べさせたいと商品化したのが「栗マロンかぼちゃのチーズケーキ」。かぼちゃが生地の4割も入っています。

 クリームチーズは北海道産。「かぼちゃの甘さとコクを感じてほしい」と、砂糖は控えめ。スティックタイプで食べやすく、かぼちゃの風味がたっぷり。


「栗マロンかぼちゃの生チョコブラウニー」1個320円。

カットする前の「栗マロンかぼちゃの生チョコブラウニー」。

「栗マロンかぼちゃの生チョコブラウニー」は、フランス産クーベルチュールと栗マロンかぼちゃのクリームの2層仕立て。

 表面のマーブル模様がオシャレな、生チョコタイプの口溶けの良いブラウニーです。チョコとかぼちゃが相性抜群。


「栗マロンかぼちゃのスコーン」1個200円。

「栗マロンかぼちゃのスコーン」は、かぼちゃをたっぷり使っているので、しっとりした焼き上がり。

 食べる前に軽くリベイクすると、外側はカリッ、中はふんわり。かぼちゃの風味が噛む程に広がります。チョコチップがアクセント。


「栗マロンかぼちゃのフィナンシェ」1,650円。

「栗マロンかぼちゃのフィナンシェ」は、バターとアーモンドプードルをたっぷり使い、生地を寝かせてしっとりした食感に焼き上げています。

 かぼちゃと相性の良いバターが香り立つ芳醇な味わい。好みのサイズにカットして、コーヒーやカフェ・オ・レと合わせたい。


「栗マロンかぼちゃのプリン」1個320円。

「栗マロンかぼちゃのプリン」は、砂糖を使っていません。栗マロンかぼちゃそのものの優しい甘さを楽しめます。小さな子供にも安心して食べさせられる一品。

 ほろ苦いカラメルソースをかけると、極上のデザートに。


「栗マロンかぼちゃのバターたっぷりクッキー」1袋500円。

 栗マロンかぼちゃを皮ごと練り込んだ「栗マロンかぼちゃのバタークッキー」は、サクッとした歯触り。カボチャの甘さと風味で、食べ始めると止まりません。


「栗マロンかぼちゃのパン」1個80円。

「栗マロンかぼちゃのパン」は、生地に栗マロンかぼちゃをたっぷり練り込んだシンプルなパン。ほんのり甘みがあり、もっちり。

「トースターで1、2分焼いて、バターを付けて食べるのがおすすめ」と佐藤さん。栗マロンかぼちゃのジャムやスープと合わせて、カボチャ三昧したくなる。

 スイーツではないけれど、おやつにおすすめの商品も色々。


「フライドズッカ(かぼちゃフライ)」5個 400円。

 まずは、デリショップで大人気の「フライドズッカ(かぼちゃフライ)」。

 コーンスターチをまぶして180℃の油で揚げた栗マロンかぼちゃに、塩をパラリ。サクサク軽い食感とかぼちゃのホクホク感を堪能できます。


「栗マロンかぼちゃのコロッケ」1個190円。

 甘みたっぷりの「栗マロンかぼちゃのコロッケ」は、おやつにぴったり。


「栗マロンかぼちゃのコロッケ」を1個1個丁寧に揚げる様子。

「栗マロンかぼちゃのキッシュ」1個400円。

「栗マロンかぼちゃのキッシュ」は、しっとりしたかぼちゃの食感と、とろけるチーズが好相性。ワインやビールのお供にいい。

「デリやスイーツをお店でイートインしたり、テイクアウトしたりして味わうだけでなく、冷凍状態の栗マロンかぼちゃを購入して、家庭で調理してみてほしい」と佐藤さん。そのためのレシピも積極的に提供しています。

「かぼちゃはおかずにもなるし、デザートにもなる。栄養価も高いし、味わい深い。老若男女が栗マロンかぼちゃをおいしいと言ってくれるし、たくさんのお店でも、素材として使ってもらい、それぞれでおいしい商品やスイーツ、料理を出してもらっています。もっともっとたくさんの人においしさを知ってもらいたい。僕自身が栗マロンかぼちゃの大ファンなんです」
 
 栗のような上品な甘さ、豊かなコクと風味。きめ細やかな舌触り、ホクホク感。とろける食感。

 そのおいしさにすっかり魅せられ、栗マロンかぼちゃを使った色々は、おやつの必須アイテムになりそう。

Zucca FINE VEGETABLE & DELI
(ズッカ ファイン ベジタブル アンド デリ)

所在地 兵庫県神戸市東灘区御影郡家1-23-13
電話番号 078-821-8831
http://deli.zuccazucca.com/


宗田洋子(そおだ よおこ)

ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

文・撮影=そおだよおこ



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