2019/03/22 17:00

「龍馬伝」のイケメン子役も18歳に! 濱田龍臣がみたびウルトラマンを熱演

 大河ドラマ「龍馬伝」で福山雅治の演じる龍馬の少年時代を演じ、大きな話題を呼んだ濱田龍臣。あれから9年、『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』で、3度目となるウルトラマンジードを演じた彼が、そのキャリアを振り返る。

ウルトラマンに
変身したいと夢見ていた


――この業界に入ったきっかけを教えてください。

 もともと祖母がエキストラ事務所に入っていまして、2歳半のときに、僕もそこに入りました。その頃は物心がついていないので、もちろん僕の意思ではなかったのですが(笑)。それがこの業界に入ったきっかけです。

――その後、「将来、ウルトラマンに変身したい」という夢を持ち始めたそうですね。

 4歳から6歳にかけて、「ウルトラマンネクサス」「ウルトラマンマックス」「ウルトラマンメビウス」をリアルタイムで見ていたので、ウルトラマン全般が好きでした。映画『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場した、ウルトラマンジャスティスのカッコ良さに惹かれるようになったのはその後です。


――一方で、幼稚園の年長から小学6年生までフットサルをやられていたそうで。

 友だちに誘われて、地元のフットサル教室に入ったのが、きっかけです。その後、誘った友だちは学校の部活に入ったりしてやめていきましたが、僕はその教室がなくなるまで続けていました。

イケメン子役が
ぶつかった大きな壁


――10年、大河ドラマ「龍馬伝」で演じた福山雅治さん演じる坂本龍馬の少年時代役で一躍注目されますが、オーディションや撮影などで覚えていることはありますか?

 最後の2人になってから、何度もオーディションしたことを覚えています。それでマネージャーさんから「龍馬役が決まりました」という電話がかかってきて、その夜は家族でお寿司を食べに行きました。台本読みのときにお会いした福山さんから「似てるね!」と声をかけていただいたことを覚えています。その後「怪物くん」にも出演させていただき、その頃は無邪気だったので、大野(智)さん、八嶋(智人)さん、上島(竜兵)さんに可愛がってもらい、ワキャワキャしていました(笑)。

――ちなみに、その年には『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にも出演されます。

 とにかく嬉しかったですね。でも、僕はまだ10歳ぐらいで、ウルトラマンに変身する役ではなく、あくまでも弟役でした。そのときに「もう変身できないかも?」「22、23歳ぐらいになったときに、またチャンスが来たらいいね!」と家族と話したことを覚えています。


――無邪気だった子役時代を経て、いろいろと経験してきたことで、壁にぶつかったことはありますか?

『ガッチャマン』に出演した後、中学生ぐらいになるとオーディションに行っても、なかなか通らず、とにかく悩んでいました。それで「なぜ、自分はこの仕事をやっているんだろう?」と思うようにもなりましたが、ある作品のオーディションを受けたときに、監督から「オーディションは最終的な合否だけではない。どれだけ自分のキャラを出せるか。相手の印象に残せるかだ」と言っていただいたんです。残念ながら、その作品には出演できませんでしたが、それ以来、自分の考え方が大きく変わり、前向きに頑張っていこうと思えるようになりました。

憧れのウルトラマンを
演じることで見えたもの


――その後、自身の転機となった作品を教えてください。

 やはり、念願のウルトラマンになれた「ウルトラマンジード」のTVシリーズです。しかも、16歳のときに、オーディションでなくオファーをいただき、ダブルで光栄でした。全25話、2017年の半年間の撮影が終わった後、全国のショッピングモールなどでショーをしに行かせていただいたんです。そして、子供たちを目の前にしたとき、キラキラした眼差しを感じ、今まで見えなかったいろんな風景が見えたんです。また、その場所で受けとった感動とともに、憧れ続けるウルトラマンを演じた濱田龍臣として、自覚を持っていかなくてはという覚悟もしました。

――ちなみに、そのショーでは濱田さん自身のアイデアも出されていたとか?

 自分自身、ずっとウルトラマンが大好きだったこともあり、昔のウルトラマンの話をしたり、ライブならではのことを楽しんでもらおうと思うようになりました。また、SNSでエゴサーチをしながら、それを基に次のイベントに反映するようなこともしました。そうやって、自分でも楽しみながら、お客さんにも楽しんでもらいたいと思っていました。


――子どもたちに声を掛けられると思いますが、放送終了から1年以上経っても影響力を感じることは?

 4歳の弟がいるんですが、幼稚園で使うためのウルトラマン柄の布を親と買いに行ったら、同じような年頃の子もそれを探していたという話を聞きました。弟が履いているジードの靴下を見た子が「あ、ジードだ!」と言ってきた話を聞いたりすると、たとえ放送が終わっても、永遠のヒーローなんだということを実感しました。

ひと回り成長した
主人公を演じた最新作


――18年は、主演された「モブサイコ100」や話題を呼んだ「花のち晴れ~花男 Next Season~」といった、これまでの濱田さんのイメージとは違ったドラマにも出演されました。

 この仕事は、いろんなキャラクターの人生の一部分をお借りして、演じ分けるので、方向性の違う役を演じれば演じるほど、とにかく楽しかったです。今後もできるかぎり頑張りたいと思います。

――さて、最新出演映画『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』ですが、前作から1年ぶりにリク/ジードを演じてみていかがでしたか?

 自分でも成長したな、と思いました。25話のTVシリーズはヒーローになるまでの物語で、去年の映画『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』はヒーローになった後の問題提起がテーマだったんです。そこから、いろいろあった後の今回の映画なので、台本をいただいたときに、ひと回り成長したリクが見えました。血縁関係のある父を倒したリクだからこそ、ひとつひとつのセリフに重みがあるんです。逆に、家族の温かさを知らなかったリクが、愛情に溢れた湊家に出会っても、決して僻んだり、妬んだりしない。そして、守ろうとする。それがとても嬉しかったですし、ヒーローとして成長したリクを大切に演じました。


――今回、後輩にあたるウルトラマンロッソやウルトラマンブルと共演されての感想は?

 カツミ/ウルトラマンロッソ役の平田(雄也)さんも、イサミ/ウルトラマンブル役の小池(亮介)さんも、僕より年上の方ですから! とても優しく、気さくに接していただいたので、スッと湊家の輪に入ることができました。そのため、現場では自然体でいることができ、みんなで食卓を囲むシーンではグッときて、泣きそうになりました。「決して絆を諦めるな。それが家族だろ」といったセリフもたまりませんでした!

自分の出せる芝居の色を増やし
作品を綺麗に彩りたい


――Abema TVで、現在配信中の「1ページの恋」ではド直球のラブストーリーを演じられていますよね。

「花のち晴れ~」では恋愛劇にガッツリ絡んでいなかったので、「1ページの恋」が初めてのラブストーリーなんです。小さい頃から業界にいて、これまでそういうドラマは自分より年上の先輩方が演じるものだと思っていたので、「おっ、ついに来たな! そのステージに登るときが来たんだ!」と感慨深い思いでした。

――最後に、今後の展望などがあれば教えてください。

 これからは、もっと学園ドラマにも出てみたいですし、もっと幅広いキャラクターを演じられるような役者さんになりたいです。それによって、自分が表現できる芝居の色を増やし、作品を綺麗に彩れる色になりたいとも思っています。先輩たちはみなさん素晴らしいと思いますが、今は特に菅田将暉さんに憧れています。あと、オフの日はずっと引きこもってゲームばかりしているので、もうちょっと社交的になりたいです(笑)。


濱田龍臣(はまだ たつおみ)

2000年8月27日生まれ。千葉県出身。10年、子役として大河ドラマ「龍馬伝」や「怪物くん」などに出演し、一躍人気者に。16歳で、ドラマ「ウルトラマンジード」の主演に抜擢。その後も、ドラマ「モブサイコ100」「花のち晴れ~花男 Next Season~」「1ページの恋」などに出演。


『劇場版 ウルトラマンR/B
 セレクト!絆のクリスタル』

カツミ(平田雄也)やイサミ(小池亮介)ら、湊家が暮らす綾香市に怪獣が出現しなくなって1年。平和な日々を送るカツミの高校時代の友人・戸井の身辺に、トレギアと名乗る謎の存在が出現。地球に怪獣が再び出現するなか、カツミとイサミ、さらに別世界から飛ばされてきた朝倉リク(濱田龍臣)が迎え撃つ。絶賛上映中。
https://m-78.jp/rb/movie/
(C)劇場版ウルトラマンR/B製作委員会

くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

文=くれい響
写真=鈴木七絵



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