2019/03/30 17:00

海中のベッドルームは1泊500万円強 モルディブ「コンラッド」に驚いた!

#170 Conrad Maldives Rangali Island
コンラッド・モルディブ・
ランガリ・アイランド
(モルディブ)


世界初の海中レジデンス、「ザ・ムラカ」。2階建て(海中と水上)からなる3ベッドルームです。

 モルディブのリゾートの中でも常に先進的なプロジェクトに挑戦してきたコンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド(以下、コンラッド・モルディブ)。

 今ではモルディブに数軒、存在する海中レストランも、2005年に初めて取り入れたのが、こちらでした。

 それから10年あまりの年月を経た2018年11月、満を持して世界初の海中レジデンスをお披露目しました。


世界初の海中レストラン「イター アンダーシー」と同じスタッフが「ザ・ムラカ」を担当。

 海中レジデンスの名前は、モルディブの地元の言葉で“サンゴ”を意味する「ザ・ムラカ」。

 コンラッド・モルディブ内の海中レストラン「イター アンダーシー」と同じプロジェクトチームが取り組み、テクノロジーとデザインは水中建造物に特化したニュージーランドの企業が担当しています。


モルディブの言葉で“サンゴ”を意味する「ザ・ムラカ」。

 このお部屋、すべてが想像を超えていました。

 世界を見渡せば、“水中の客室”はこれまでもありました。けれど、それらは1室のみ、または水族館の水槽に隣接したものなど。

 こちらは2階建て(海中と水上の2層)の3ベッドルームに加え、別棟にフィットネスジム、電気制御室や警備室、同行してきたボディガードなどのためのスタッフルームも併設。

 世界初の海中レジデンス「ザ・ムラカ」は、コンラッド・モルディブ内にあって独立した造りになっているのです。

長ーい桟橋の突端から
エレベーターで水中へ


メインの桟橋から枝分かれした、独自の桟橋の突端に位置。

「ザ・ムラカ」は200メートルもの桟橋の突端にぽつんと立っています。

 桟橋の入口に水上飛行機のプラットホームがあり、ゲストは横付けされた機体からそのままチェックインできます。完璧なプライバシーの保護です。


コンラッド・モルディブ内で唯一のエレベーターで、水中ルームへ。

エレベーターで下がり、扉が開くと、この風景。

 水深5メートルの水中ルームへは、エレベーター(または螺旋階段)で降りていきます。扉が開くと、天井から光の筋が差し込む通路へ。

 音もなく、光のカーテンがゆらゆらと揺れる幻想的な光景を、いつもと変わらずに呼吸しながら見ている状況に、不思議な感じがします。


バスタイムやトイレも、水中風景を楽しみながら。

 通路脇にはトイレ&シャワールーム、そしてウォークインクローゼット。こちらも床から天井まで弾性アクリル越しに水中風景が広がっています。

 ダブルシンクで洗顔をして、顔をあげたら、魚たちと目が合うことだって起こりそう。


かまぼこ型ドームのベッドルーム。

 ベッドルームは壁や天井も弾性アクリル板の、かまぼこ型。

 光に溢れ、頭上を時折、尾びれを優雅に揺らしながらリーフフィッシュが通り過ぎていきます。

 夜には客室の周囲がライトアップされるとか。自分で作った袋の中に眠るブダイなど、夜の海の魚たちの生態を、お酒を片手にウォッチングするのもオツだろうなと想像が膨らみます。

リビングはまるで展望室!


展望室のように、海中風景が広がるリビングルーム。

 ベッドルームの先は、展望室のようなリビング。

 ここからはサンゴの移植プロジェクトの様子がうかがえます。まだ小ぶりなサンゴですが、数年先には立派な群落になっていることでしょう。


リビングの天井には避難のためのトンネルが。

 ちなみに、万一の時はリビングの天井にあるトンネルから水上へ脱出します。


インフィニティプールと、ダイニングやビーチベッドなどを置くデッキテラス。

 水上は広々としたリビングにバーカウンター、2室のベッドルームにバスルームなど。


水上のメインベッドルーム。キッズ向けの部屋も水上にあります。

水平線を眺め、開放感抜群のバスルーム。

 リビングの窓ガラスは全面開放することができ、インフィニティプールのあるウッドデッキに続いています。

 白をベースにしたミニマムモダンなインテリアデザインはユージ・ヤマザキ氏によるものです。


サンセット側にもなごめるスペースが。

「裏方の島」見学ツアーとは?


「ザ・ムラカ」プロジェクトのディレクター、アーメッド・サレーム氏。

 最大9名まで収容できる「ザ・ムラカ」。お値段は、1泊5万米ドルです。

 オープンして2カ月で、すでに10泊しているゲストもいると聞き、世の中にお金持ちはいるものだと感心してしまいます。

 コンラッド・モルディブは、これまでも“モルディブ初”のプロジェクトを導入してきました。

 海中レストランをはじめ、スパ・ビレッジ内に宿泊できる「リトリート・ウォーター・ヴィラ」など、常に話題を先取り。


隔絶した場所に建てられたサンセット・ウォーター・ヴィラには回転ベッドが。

 1島1リゾートが基本のモルディブにあって、3つの島からなるのもユニークな点でしょう。

 3つの島のうち、ひとつはスタッフのための裏方の島。


葉野菜やハーブを水耕栽培している菜園。

 水耕栽培のハウスやリゾート全体の電力制御室、家具の修理工場、そして仕事明けのスタッフがくつろぐカフェや公園などもあります。まるでひとつの村のよう。


島内の工房で家具の修理も行います。バックヤードを見学するツアーでは、リゾートの裏側がわかります。

 このスタッフの島を回るツアーもあり、華やかなリゾートとは別の顔が垣間見られます。

コンラッド・モルディブ・
ランガリ・アイランド

●アクセス マーレのヴェラナ国際空港から水上飛行機で約30分。または国内線で移動後、スピードボートを利用する場合も
●おすすめステイ先 コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド
https://www.conradmaldives.com/ja/

【取材協力】

エス・ティー・ワールド
https://stworld.jp/

トラベルファクトリージャパン
電話番号 03-5784-2522
http://www.tf-jpn.com/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

文・撮影=古関千恵子



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