2019/04/03 07:00

台湾名物「臭豆腐」=くさいを払拭! “揚げ”と“串焼き”は予想外の美味しさ

 台湾にお越しになったことがある方なら、必ず嗅いだことがあるであろう強烈な匂いを放つ、豆腐の加工食品「臭豆腐」。

 世界有数の脅威的な匂いに、思わずその場を鼻を摘まみながら早足で通り過ぎた事もあるのではないでしょうか。


「深坑老街」では自宅でも「臭豆腐」を楽しめる、調味料がセットになったお土産も販売。

 多くの日本人にとっては受け入れがたい匂いの臭豆腐ですが、地元の人たちには愛されているソウルフードの一つとされています。

 そして調理法によってはその臭みがマイルドになり、美味しく食べられるメニューなどもあるのです。

 今回は台北の隣街、臭豆腐の発祥の地とも呼ばれている「深坑老街」をご紹介いたします。

臭豆腐発祥の地「深坑老街」に
台北駅近くからバスで行く方法

 台北駅周辺からバスに乗り「深坑老街」まで行くには、まず台北駅正面の新光三越前「Z4」出口から國立台湾博物館へ向かいます。

 博物館が正面に見えた時点で信号を渡り、すぐ左側にある「Taiwan Museum(Xiangyang)」バス停から乗車してください。

 バスはピンクの251番(欣欣客運)。バス代は30元(現金での支払いは乗車時、下車時に各15元支払い)。


國立台湾博物館の真横にバス停が。

バスは、中正紀念堂、公館、木柵などの場所を通ります。

「251」(欣欣客運)のバス。

「Taiwan Museum(Xiangyang)」バス停から約1時間~1時間半で「台新工廠」バス停に到着。

 途中、中正紀念堂駅、台電大樓駅、公館駅、萬隆駅、木柵駅も通過します。

 故に通過するMRT駅からも途中乗車可能。初めてバスで「深坑老街」まで向かう方は、どこで下車すれば良いのか? と迷うかと思いますので「東南科技大学」の次のバス停(「台新工廠」)を目指してください。

 下車後、進行方向を前進すること10分~15分。

 2本の大きなガジュマルの木が目に飛び込んできた時点で「深坑老街」入口に到着。

 この木は深坑老街のシンボルで「深坑神木」と呼ばれています。


バスの中の様子。

「台新工廠」バス停の様子。正面にまっすぐ約10分歩きます。

深坑老街のシンボル「深坑神木」。樹齢100年のとても大きなガジュマルの木。

赤レンガの建物が立ち並ぶ
「深坑老街」を散策

 老街全体に臭豆腐の匂いが漂っているイメージでやって来ましたが、歩いていれば慣れてくる感じで匂いはさほど気にならないレベルでした(でも、もちろん匂います)。


赤レンガの建築物が立ち並ぶ、レトロな雰囲気の老街。

 街並みは赤レンガが続くレトロな雰囲気。ゆっくり歩けば10分ほどで通り抜けられる長さです。

 臭豆腐以外の豆腐料理のバリエーションも豊富ですが、今回は臭豆腐にフォーカス。

 この臭豆腐、調理法は「揚げる、焼く、煮込む」の3パターンが基本。

 初めてチャレンジする方は、比較的食べやすい「揚げ臭豆腐」がおススメ。

 食堂には大人数で訪れる方向けのセットメニューがあるお店も多いのも特徴です。


一番ポピュラーな食べ方の揚げ臭豆腐。

 一人の場合は、食堂で1品注文し様々な味を食べ比べするのもいいかもしれません。

 また食堂の軒先では家でも臭豆腐を楽しめる、調味料と一緒になった臭豆腐セットも販売されていました。

「老地方」で2種類の
臭豆腐を食べ比べ!

 実際に「臭豆腐」を食べ比べてみることに。

 今回は「老地方」で2品異なるフレーバーを注文。

 ピリッと辛い「麻辣臭豆腐(60元)」は、コクのある麻辣スープにザラッとした食感の固めの豆腐を辛いスープで煮込んだもの。


麻辣臭豆腐(60元)、辛い物が好きな方はこちらを。

 臭豆腐にスープの味が染み込み、滋味深い仕上がりとなっていました。

 口に入れた瞬間、喉の奥で独特の匂いが広がりますが、一度食べたら病みつきになりそうな味わい。

 トッピングには酸菜、パクチーが添えられています。

 外はカリカリ、中はふわっと揚がった臭豆腐にオリジナルの甘辛いソースが掛かった「炸臭豆腐(50元)」は、付け合せの台湾風キムチ(泡菜)と一緒に。


炸臭豆腐(50元)、サクサクした歯ざわりが癖になる味。

 シャキシャキで甘酸っぱいキムチと熱々の臭豆腐がとてもマッチします。食感はまるで厚揚げのよう。

 独特の匂いをほとんど感じる事なく食べられるので、臭豆腐初心者の方におススメです。


店は老街のほぼ真ん中にある「老地方」。

老地方

所在地 新北市深坑區深坑街143號
電話番号 02-2662-3323
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜

串焼き臭豆腐なら
「金大鼎串烤香豆腐」へ!

「金大鼎串烤香豆腐」では串焼き臭豆腐を注文。メニューはピーナッツの粉が掛かったものや、台湾風キムチだけのものなど全5種類。


「金大鼎串烤香豆腐」では串焼き臭豆腐が楽しめる。

 今回は「泡菜(台湾風キムチ)+香菜(パクチー)」をトッピングした物を選びました。

 値段はどれも35元。甘い味噌のような味がベースとなったソースが塗られています。


台湾風キムチ(泡菜)とパクチーをトッピング。1本35元。

 串に刺さった豆腐がずっしり重く、かぶりつくと、ソースが服に付きそうになったり、臭豆腐が地面に落ちそうになりますのでご注意を。

 〆に豆腐で作ったアイスクリーム「獨家豆奶拿鐵(オリジナル豆乳ラテアイス)50元」をチョイス。


〆に豆腐アイスクリームを購入。

 ミルクやバターを使わず、豆腐とオリーブオイルで作られたアイスクリームはさっぱりとして甘さ控えめで非常に美味。臭豆腐をたっぷり食べた後の口直しにぴったりです。

金大鼎串烤香豆腐

所在地 新北市深坑區深坑街160號
電話番号 02-8662-6629
営業時間 9:00~22:00

「深坑老街」から
別ルートで帰宅

 帰りはバスで「木柵駅」まで向かい、MRT台北駅に戻る方法をチョイス。

 バス停は、老街入り口から徒歩約3分の「深坑」。老街の入り口、2本のガジュマルの木を背中にまっすぐ進みます。


「深坑」のバス停、この正面の先が「深坑老街」入り口となる。

バスは「795」(臺北客運)、MRT木柵駅までは約15分程度。

 795番(臺北客運)バスに揺られ約15分でMRT木柵駅に到着。

 ゆっくり半日トリップを楽しみたい方は往復ともバスを利用、とにかくスピーディーに向かいたい方はMRTとバスを利用するのが良いかと思います。


MRT木柵駅入り口の様子。

 ただ、木柵駅から向かう際に乗車するこのバス795番(臺北客運)は、「深坑」を通過すると「平渓、十分」方面にも向かう関係で、週末や午前中に乗車する際は混雑の可能性もあるのでご注意ください。

 臭いというイメージが強い「臭豆腐」。しかしこの「深坑老街」には様々な調理法で作られた臭豆腐があり、今まで食べた事の無い臭豆腐に出会えるかもしれません。

 また台湾伝統のスイーツや餅、雑貨なども揃った魅力的な街でもあります。

 まだ美味しい臭豆腐に出会った事がないという方はぜひ、「深坑老街」まで足を運んでみてはいかがでしょうか。


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之



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