2019/04/27 07:00

バリ舞踊を体験して美人になる! 「星のやバリ」でとっておきの滞在を

■星のやバリ(前篇)

 国内のみならず海外に至るまで、さまざまなロケーションに魅力的な施設を展開する星野リゾート。その星野リゾートが、今、特に力を入れているのが「ウェルネス」です。

 この連載では、バラエティに富んだアクティビティ、そしてオーガニックな食事などが楽しめる、ヘルスコンシャスなステイを各地からご紹介します。


目覚めた瞬間から始まる
ウェルネスな一日


聖なる川がもたらす清らかな空気のなか、サンライズヨガで一日をスタート。

 神々の島と呼ばれるバリのなかでも、深い森に囲まれ緩やかな時間が流れるウブド。

 神話に語り継がれるプクリサン川が流れる渓谷の上に、「星のやバリ」は位置する。


静寂の森に位置する「星のやバリ」。ウブドの市街地からは車で45分ほど。

 リゾートへ向かう途中、車窓から眺めるのは、いくつもの小さな集落。まさにそのひとつとして景観に溶け込むように、「星のやバリ」もある。


大切な水は村人が自ら切り拓いた水路を通り、各水田に平等に分配されていく。「星のやバリ」に流れるスバックも、その一部。

 チェックインを済ませ、スバックを見下ろすウッドデッキを歩いてゲストルームへ。

 スバックとは、水源を村々に公平に分配するバリ島独特の水利システムのこと。

 山間部が多く、水源となる大河もないこの島では、1,000年以上もの間、このスバックが人々の生活を支えてきた。


ヴィラから続くプライベートなプールと運河のようにゆったりとしたパブリックプールが、ゆるやかに一体化する。

 そんなバリの原風景を思わせるなかにあるヴィラタイプのゲストルームは、メゾネットタイプの「ヴィラ・ソカ」、屋外スペースのプールサイドリビングが心地よい「ヴィラ・ブラン」、熱帯雨林の渓谷に面した「ヴィラ・ジャラク」の3タイプ。

 それぞれが、運河のように流れるプールを囲い込むように立つ。


1階にリビングと離れのプールサイドリビング、2階に書斎を備えた寝室がある「ソカ」。ここにもみごとなバリ彫刻が。

 ゲストルームに足を踏み入れた瞬間、思わず目を奪われるのは、壁に施された繊細な彫刻だ。

 自然や神話を表したハンドメイドの作品は、どの部屋にもひとつとして同じものはない。照明が当たるとまるでステンドグラスのようにやさしく浮かびあがり、優しい空気を醸し出す。


風通しのいいプールサイドリビングがある「ブラン」は、屋外で長く過ごしたい人におすすめ。

 この快適なヴィラでぐっすりと眠った翌日に体験したいのが、「バリ舞踊美人滞在」。

 バリ伝統舞踊と食事、ヨガ、スパトリートメントを体験する、まるごと一日ウェルネスなプログラムだ。


朝のヨガでは、太陽礼拝や山のポーズなど、基本的なヨガのポーズを行う。

 朝はサンライズヨガからスタート。だんだんと高くなる太陽、谷下の聖なる川が作り出す清らかな空気、そこに響く野鳥のさえずり……。

 それらを感じながら呼吸を整えていくと、しだいに内面にエネルギーが満ちていくのが分かる。心と身体が目覚めたら、いよいよウェルネスな一日の始まりだ。


ヨガの後は朝食もヘルシーに。ある日のメニューは、ランブ―タンにマンゴスチン、グアバ、スネークフルーツ、未熟果のカカオ、バナナと盛りだくさん。レモングラスとミントのフレッシュハーブティーとともに。

バリ舞踊で目指す
しなやかな動きと美ボディ


バリ伝統舞踊と食事、スパトリートメントを組み合わせた「バリ舞踊美人滞在」を体験。

「バリ舞踊美人滞在」のなかでも重要なアクティビティといえば、バリ舞踊体験。

 たんに現地の伝統に触れるというだけではない。全身の関節や筋肉を使った細やかな動きを習うことで、しなやかで美しい身体をめざす、本格的なプライベートレッスンだ。


レッスンで動きの基本やポージングを学んだ日の夜は、ウブドでバリ舞踊を鑑賞する。習った前と後とでは、面白さがまったく違う!

 バリ舞踊の特徴は、伝統楽器ガムランの演奏に合わせて大胆に動く目や、小刻みに動く指先、ぐっと腰を落とし背中をそらせた妖艶な立ち姿、そしてきらびやかなメイクと衣装。

 その華麗な動きとビジュアルは、女性舞踊の傑作とまでいわれている。


「バリ舞踊美人滞在」では、約60分のレッスンの後、実際に使われる衣装の着付けやメイクにもトライする。

 女性が見ても惚れ惚れしてしまうレゴンダンス。ぜひ習得してあのしなやかさを手に入れたい! と意気込んでトライすると、思いのほか筋肉を使うことに驚かされる。

 これで微笑みを浮かべるなんて至難の業。そう、女性ダンサーたちのあの優雅な表情と動きは、日々のトレーニングの賜物なのだ。


本格的な衣装を身に着けて派手なメイクを施せば、すっかり別人に!

 それを一度のレッスンでマスターするのは難しい。

 でも、腕を90度上げ、肩甲骨周りを動かし、肩から腰のラインを意識することで、背面は美しく整い、日ごろはあまり使わない部分の筋肉や感覚も研ぎ澄まされてゆく。

 美しくなるためのヒントがいくつも見つかるはずだ。


「バリ舞踊美人滞在」で手に入れたい、しなやかな身体。

 指導してくれるのは、幼いころからレゴンダンスを習ってきたという、「星のやバリ」のスタッフ。思えば、彼女のふだんの歩き姿といい、立ち居振る舞いといい、とても美しい。


ランチのメインは、かぼちゃを使ったインドネシアの野菜粥「ブブールマナド」。サンバルマンゴーの酸味や揚げた塩漬け魚の塩味など、五味を楽しめる付け合わせでいただく。

 バリ舞踊体験の後は、意外とお腹が空く。しっかりと筋肉を使った証拠だ。

 ランチは、ヘルシーながらもお腹を満たすメニューを。胃腸に優しいブブール(インドネシアのお粥)またはベジタブルカレー、野菜たっぷりのサラダやスムージーが、しっかりとエネルギーをチャージしてくれる。

大自然のエネルギーを享受する
森の中のスパ


ジャングルを独り占めするフラワーバスに感動!

 ヨガや舞踊レッスンで身体を動かした後に待っているのは、癒しの時間だ。午後は濃厚な緑に囲まれたスパで、トリートメントに身を委ねる。


専用のケーブルカーでスパ棟へ。移動の時間が、心をリラックスモードにスイッチさせる。

 スパ棟があるのは、ヴィラやダイニングなどがあるエリアから谷を下った隠れ家のようなところ。

 ケーブルカーを使って移動するその空間は、自然のエネルギーを享受できる場所だ。


バリのインテリアをあしらったスパルーム。一面の大きな窓が、緑との距離を縮めてくれる。

「ホリスティック フルマッサージ&トリートメント」は、ボディのオイルマッサージとスクラブとパック、フェイシャルトリートメント、ヘッドマッサージ、そしてフラワーバスが含まれる、180分の濃厚なメニュー。



左:生薬成分を配合したナチュラルなスクラブやオイル。
右:トリートメントが始まる前のカウンセリング中に飲む「ジャムー」。ウコンや生姜をブレンドしたバリ伝統のドリンクが、身体の芯から温めてくれる。

 トリートメントに使用するのは、インドネシアの王族女性に伝えられるスクラブ「ルルール」をはじめ、生薬成分を配合したナチュラルなもの。

 米粉にハーブなどを混ぜたスクラブは穏やかに老廃物を拭い去り、ジャスミンやバラ、イランイランが香るフローラルオイルは肌にしっとりと浸透する。

 頭のてっぺんから足のつま先までしっかりとケアをほどこされた後は、バリ美人のごとき艶肌が期待できそう。


仕上げのフラワーバスは、水面が埋め尽くされるほど、たっぷりの花びらが。

 さらに心地よくさせるのは、川の流れや木々の息吹がすぐそこにあるという特別なシチュエーション。

 ウブドの神聖な森と一体化したかのような気分になれるから、いつしか深い深いリラクゼーションへと誘われる。

 仕上げのフラワーバスは、バリのプリンセス気分も味わえるかも。


トリートメントの後は早めのディナーを。メインは伝統的な料理「ソトアヤム」。チキンスープに米麺を入れたヘルシーな一品。

 一日のアクティビティを終えた夜は、市内でレゴンダンスを鑑賞する。昼に特訓しただけあって、ダンサーの動きひとつひとつが感動的。

 体験して、食べて、観て、バリの伝統文化の奥深さを五感で楽しんだ一日を終えたときにはきっと、バリ美人に一歩、近づいているはずだ。

星のやバリ

所在地 Br. Pengembungan, Desa Pejeng Kangin, Kecamatan, Tampaksiring, Gianyar 80552 Bali, Indonesia
電話番号 0570-073-066(星のや総合予約)
https://hoshinoya.com/


芹澤和美 (せりざわ かずみ)

アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き!』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオ ノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト http://www.journalhouse.co.jp/

文=芹澤和美
撮影=鈴木七絵



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