2019/04/22 17:00

新じゃがの季節到来! ドイツ流ポテトサラダのレシピ公開

 ベルリン在住の料理家・あっこさんが提唱する、「スポンテニアス」な日々の料理。旬の食材を安く買って、冷蔵庫やストックにあるものと、気ままにインプロバイズ(即興で作る)! 超便利な常備食材と、季節の野菜を組み合わせたレシピをご紹介します。


男爵いもとメークィン
2種のじゃがいもを使い分け
マヨネーズを使わないサラダ


 こんにちは、ベルリン在住あっこです。

 この連載も10回目、最終回です。

 4月に入り、すっかり春になったのでそろそろ生野菜が食べたくなってきました。そこで今回は私の定番、簡単サラダのレシピを2つ紹介します。

 ドイツといえばじゃがいも。日本ではポテトサラダはマヨネーズ味ですが、ドイツでは野菜スープの素に酢とオイルを入れたドレッシングで作ります。

 一口にポテトサラダといってもそれぞれの家庭やお店で少しずつ違った味付けがあります。私はしっかり酸味のあるものが好きです。

 採れたての新じゃがを使ってぜひ作ってみてください。

ドイツのポテトサラダ
(男爵とメークィン)


左は男爵に玉ねぎとねぎだけのシンプルバージョン。右はメークインでツルツルあっさりと、人参と旬のホワイトアスパラも一緒にマリネ。

男爵いものサラダ

 男爵いもを使うと角が崩れてクリーミーになります。日本のポテトサラダに近い食感です。

■材料(3人前)

・じゃがいも:3個
・玉ねぎ:中1/4個
・ねぎ、あさつきなど:適量
・野菜スープの素:小1
・お湯:大4
・オリーブオイル:大2
・酢、りんご酢、レモン汁など:お好みの酢合わせて大3~4
(今回少し甘みのある酸度5.5%のホワイトバルサミコ大4を使いました。酢の酸度や甘さによって調節してください)
・塩:小1.5
(じゃがいもの大きさ、他に加える野菜の量などによって調節してください)
・胡椒:お好みで

■作り方

(1) じゃがいもは洗って皮付きのまま水から茹でる。
(2) 沸騰したら中火にし、20分ほど、竹串がすっと通るまで茹でる。
(3) ボウルにお湯と野菜スープの素を入れよく混ぜ、溶けたらオリーブオイル、酢、塩、を加えさらによく混ぜる。
(4) そこに玉ねぎを薄くスライスしたもの、小口に切ったねぎを入れ混ぜておく。
(5) じゃがいもに火が通ったらざるにあげ、軽く水をかけて手で触れるくらいに冷ましてから皮をむく。
(6) いもを3、4ミリの半月に切り、ドレッシングのボウルに入れ、しゃもじなどでさっとまぜ合わせ、粗熱を取る。
(7) 冷蔵庫で寝かせ途中1、2回軽く混ぜドレッシングをなじませる。
(必ず冷蔵庫で休ませてください。しばらくおくことでじゃがいもの中まで味がしみてじんわり美味しくなります)

白アスパラの苦みは春の味
ポテサラに合います


 ・上記と同じ材料で、同じように作りますが、男爵いもではなくメークィンを選びます。

 じゃがいもはメークインだとツルッとドレッシングの中を滑るような感じになり、よりドイツっぽい仕上がりになります。好みの食感でじゃがいもを選んでください。

 メークインバージョンには、皮をむいて茹でた白アスパラを入れました。アスパラ以外でも、冷蔵庫に常備してあるものや旬のお買い得品をプラスしてアレンジしてみてください。

 他にも、キュウリのピクルスやマスタードを入れても美味。

 野菜を足す場合には塩や酢も足して調節してください。使用する酢は少し甘みのあるものだとドイツ風に仕上がります。

2つ目は生野菜を
バリバリ食べたい時のサラダを

 男友達の家でお腹が空いてしまい、彼の台所にあるものでテキトーに作ったサラダです。いわゆるシーザーサラダのズボラバージョンとでもいうような簡単レシピです。

 このサラダとローストしたじゃがいもだけのディナーとなったのですが、3人が無言で食べ続けるほどのうまさでした。卵1個と少しのチーズに季節の野菜。質素だけど最高に美味しく「春」を食べられる贅沢さです。

春の苦い葉っぱのサラダ
卵とパルミジャーノのドレッシング


■材料(3人前)

・ルッコラ
・レタス
・ケール
・ラディッキオ
・チコリ
・クレソン
など季節の葉っぱ適量
(苦味のあるサラダ菜、菜の花や絹さやをさっと茹でたものなどを適量用意します。今回はケール、ラディッキオ、チコリ、野草を使いました)


■ドレッシングの材料
(2~3回分)

・卵:1個(またはソイクリーム、ソイヨーグルト)
・レモン汁または酢:大2.5
・オリーブオイル:大4
・塩:小1
・黒胡椒:少々
・パルミジャーノチーズ(またはヴィーガンチーズ):適量

■作り方

(1) 野菜は全て食べやすい大きさにちぎるか切る。
(2) 小さめのボウルに卵、酢、オイル、塩を入れ泡立て器やフォークや箸でよーく混ぜる。またはミキサーにかける(味見して酸味や甘みを好みに調節してください)。
(3) 卵のドレッシングを野菜にまわしかけ、最後にパルミジャーノチーズと黒胡椒を振りかける。

 春は苦い葉っぱが美味しい!

 私はレタスなどは冬に食べたくなることはほとんどありませんが、暖かくなってくると急に食べたくなります。

 苦いものを食べることで冬に溜め込んだ老廃物のデトックスになるそうなので、体が欲しているのでしょうか。

 パリッとした食感と瑞々しさが気持ち良く、苦みにチーズと卵の濃厚な旨みを纏わせるので、永遠に食べ続けられそう。シンプルな素材の味を感じることができます。

 ヴィーガンの方は卵の代わりにソイクリームやソイヨーグルトとヴィーガンチーズで作っても十分美味しくできます。美味しいソイクリームとヴィーガンチーズを探してみてください!

 ちなみに私は卵とヴィーガンパルミジャーノの組み合わせが一番好きです。

 このサラサラのドレッシングはマヨネーズの1/4以下のオイルの量なのでダイエット中にもオススメ。

 苦い野菜をバリバリ食べて、代謝をあげて春のアクティブな体を作りたいです。

 全部で10回、「新しい料理を思いつく、スポンテニアスなクッキング」をテーマにレシピを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 ちょうど1年間、連載をさせていただき、とても楽しかったです。読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。またどこかで!


Photo by sekitas

あっこ(渡辺彰子)

渋谷で6年ちょっとおでん屋をしていたが、震災をきっかけに2012年よりベルリン在住。ROKU_Berlinとして料理活動。JA_HAI_YESとしてリサイクル、コラージュ&ソーイング活動。今年はアジアン・フードをもっと研究したいです。春を迎えました。皆様の健康をお祈り申し上げます。
ROKU_Berlin(ベジタリアン~ヴィーガンのケータリング)
https://www.instagram.com/roku_berlin/
JA_HAI_YES(リサイクル、コラージュ&ソーイング)
https://www.instagram.com/ja_hai_yes/

文・撮影・レシピ考案=あっこ



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