2019/06/02 11:00

台北の下町・松山ストリートが面白い 一日中楽しめる散歩コースをご案内

 下町の風情が満ち溢れている「MRT永春駅」。

 そのすぐ傍にある松山路周辺は、朝から夜まで活気に満ちた一本道となっています。


MRT永春駅4番出口から、松山路ぶらぶらスタート。

 人気の観光スポット、饒河街観光夜市へは、永春駅からゆっくり歩いて約30分ほど。

 バスも通っていますが、今回は台湾グルメや買い物を楽しみながら饒河街観光夜市をめざす、「松山路とっておきぶらぶら散歩コース」をご紹介いたします。一日中楽しめますよ。

米粉の皮がもちもちで斬新!
チーズたっぷり蛋餅で腹ごしらえ

 まずは腹ごしらえからスタート。MRT永春駅4番出口を出て徒歩2分「天橋下豆江之家」は、地元の人に大人気の夜食・朝食店。


オープンから24年。地元の方に愛される店。

 こちらでは台北でもあまり見かける事のない「米粉」を使った蛋餅が食べられます。

 少々厚めにカットされた歯ごたえのあるベーコンに、とろけるピザ用チーズがたっぷりが入った「培根乳酪河粉(65元)」は、台湾の伝統的な蛋餅のイメージを覆す衝撃のおいしさ。


かなりボリューミーな「培根乳酪河粉(65元)」。

朝から店内は地元のお客様で賑わっています。

 もちっとした柔らかい皮と具の相性が抜群です!

 お腹がいっぱいになった後は庶民の台所、朝市へ足を運びましょう。

天橋下豆江之家

所在地 台北市信義區忠孝東路五段480號
電話番号 02-2725-3221
営業時間 17:00~11:00
定休日 日曜日
アクセス MRT永春駅4番出口から徒歩3分

朝市から感じ取る
ディープな台湾の光景

 永春駅5番出口からすぐ左手の路地を入ると、目の前に広がるのは活気溢れるディープな永春市場。


新鮮な野菜などが販売される市場の様子。

 約200メートル弱のコンパクトな朝市ですが、ここでは新鮮な野菜はもちろん、フルーツや鮮魚、キッチン用品から衣類まであらゆる物が揃っています。


パイナップルなどのフルーツは、カット販売されています。

 この朝市は奥へ進めば進むほど台湾らしい光景が目に飛び込んできます。

 店員と客が話す姿を眺めたり、旬のカットフルーツを購入し食べ歩きするのも異国を歩く楽しみ方のひとつ。

 なお、台湾の朝市はほとんどが月曜定休なのでご注意を。


鮮魚や衣類、何でも揃う台湾の朝市。

足ツボもいいけど
「沐錦堂」では整体も体験を!

 ゆっくり朝市を散策した後は、日頃の疲れや頑固な肩こりなどをほぐしに「沐錦堂」へ。


市場から松山路に向かえば「沐錦堂」が。

 こちらでは足ツボや全身マッサージなどの定番メニューのほか、整体の施術を受ける事も可能。

 松山路に数多くあるマッサージ店の中でも、整体を受けられるのはここだけとか。


明るい雰囲気の店内。整体は2階で施術を行います。足裏や全身マッサージもあります。

 施術歴30年以上、17人もの弟子を持つ、何沐錦氏の施術を直接受けたい場合は事前予約が必要。

 何氏の施術は、60分(1,200元)、90分(1,500元)、120分(2,000元)の3コースのみ。

 まずはうつ伏せの状態で背中左右の高さ、筋肉の腫れ、足の長さを細かくチェックしてから、本格的な施術がスタート。


整体師の何沐錦師父、施術歴30年。眼精疲労がある人には、こめかみや目の周り、頭をほぐすマッサージを長めに行ってくれます。

 若干強く感じる指圧の後は、背中、腰、首の順で体のバランスを整えていきます。

 問題のある骨を調整する際はグキッと強烈な音が鳴る場合もありますが、「体が悪ければ当然の事」とか。

 何氏は日本語は話せませんが、コミュニケーションを取れなくても長年の経験でお客様の不調を見抜き、施術後は体がすっきり。

 全身の疲れがしっかり取れた後は、その足で昼ごはんの店へと移動です。

沐錦堂

所在地 台北市信義區松山路290號
電話番号 02-2756-2212
営業時間 10:00~2:00
アクセス MRT永春駅5番出口から徒歩5分

魯肉飯が人気のお店で
台湾B級グルメを堪能

「沐錦堂」から徒歩約5分「五分埔魯肉飯」は、店名どおり魯肉飯が看板メニューの店。

 入口ドアの右手にあるオーダー表を自分で取ってお店に入ります。


黒と赤が基調の広々とした入り口が目印。

 米糕(台湾風おこわ)や、ビーフン(スープ入り、汁なし)などもありメニューは豊富。

 食べたい物が決まったらレジまでオーダー表を持って行きます。ちなみにお会計は後払い。


1品1品がボリューミー。数人でシェアしながらがおすすめ。左から魯肉飯(小・25元)、油豆腐(35元)、排骨酥湯(50元)。

 テーブルに並んだ瞬間、魯肉飯のボリュームに驚きます。

 排骨酥湯はニンニクがきいたあっさりスープの中に柔らかく煮込まれた骨付きスペアリブが。

 魯肉飯は脂身多めの豚肉が使用されており、肉鬆(肉でんぶ)がかかったサラサラ系で、噛むほどにうまみがにじむ優しい味。

 厚揚げの台湾風煮込みは濃い目の味付けで食が進みます。

 お腹も心も満たされた後は五分埔服飾商圏を散策です。

五分埔魯肉飯

所在地 台北市信義區松山路152號
電話番号 0918-653-835
営業時間 11:00~23:00
アクセス MRT永春駅5番出口から徒歩10分

安い、広い、面白い!
巨大迷路のような服飾問屋街

 一歩入ればまるで巨大迷路の様に店が軒を連ねる「五分埔服飾商圏」。

 ここは台湾で最も大きいと言われる服飾問屋街。初めて訪れた方にはどこを通っても同じ道に見えるかもしれません。


同じ様な道が続くアーケード内は、思わず同じ道を何度も歩いてしまいます。

 ほとんどの店が軒先にお手頃価格の衣類をディスプレイしており、大きな袋に入った衣類も多く見かけます。

 この狭い道でもバイクや自転車が走っていますので、後ろから突然現れるバイクや自転車にはご注意を。


袋に入った衣類が目に飛び込んできます。

 レディースのほか、メンズや子供服、帽子や靴なども販売しているので、じっくりチェックしながら掘り出し物を見つけてください。

 途中喉が渇いたらドリンクスタンドでジュースを買うのも楽しみのひとつ。

「市民小站・永吉店」では、約100種類のジュースやお茶が取り揃えられています。


服飾広場アーケード横にあるドリンクスタンド「市民小站」。

 今の季節だからこそ味わえる甘さ控えめのさらさら系マンゴースムージー「芒果冰沙(小45元)」で、歩き回って火照った体に染み渡る冷たさをお楽しみ下さい。


これからの季節は、やっぱり「芒果冰沙(小45元)」。

 さてこの五分埔、ほとんどの店舗が午後遅めの時間から営業スタートなので、夕方前ぐらいに訪れる事をおススメします。

 楽しいショッピングの後は台北の夜市の中でも人気の「饒河街観光夜市」へ向かいましょう。


五分埔服飾商圏を抜ければ、目の前には松山駅が。

市民小站・永吉店

所在地 台北市信義區永吉路443巷42号
電話番号 02-2762-0631
営業時間 月曜 11:00~22:30、火~日曜 12:30~22:30
アクセス MRT永春駅5番出口から徒歩約15分

ネオン煌めく大人気の夜市
「饒河街観光夜市」へ

 ぶらぶら松山歩きは「饒河街観光夜市」でクライマックスを迎えます。

 この夜市で必ず食べたいグルメはやはり胡椒餅。

 遅くなればなるほど行列になるので、出来れば空がまだ明るい間に並んで購入がベター。


饒河街観光夜市で食べたい物はやはり胡椒餅。

 買い終えた後はその足で慈祐宮正面へ。太陽が沈みかけた青い空に赤と黄色の提灯が美しく光輝きます。


松山慈祐宮前は台湾らしい風景が目に飛び込みます。

ライトアップされた松山慈祐宮。

 しばらくすると松山慈祐宮も黄金色に輝き始め、華やかな風景を目にする事ができます。

 台湾屈指のパワースポットを目に焼き付けた後はゆっくり夜市を探索してください。

 そのほかのおススメグルメは、漢方のスープに豚のスペアリブが入った「薬燉排骨」や、仙草のゼリーやドリンクなどなど。

 お気に入りの味を求めて屋台料理を食べ歩けばきっと楽しい記憶に残る台湾旅行となるはず。


薬燉排骨も人気グルメのひとつ。

あちこちから威勢のよい掛け声が響きあう夜市。

行列が絶えない人気のスイーツ店。

 一日かけてゆっくり巡る松山路。たった一本の道をぶらぶらするだけで、日本とは異なる下町の雰囲気に満ちた風景を楽しめるはずです。

 お腹も心も身体も満たされるコースで充実した一日を過ごしてみるのはいかがでしょうか


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之



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