2019/06/14 15:00

実は料理を面倒に感じている人へ 知ってもらいたいコト&即席レシピ

 料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、ベテランフードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。

 冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?


料理で面倒なことは誰しもある!
料理家ですらそう思ってます


 先日、ツイッターで「#人がやってくれたらかなりうれしい料理や下処理」というハッシュタグでちょっと盛り上がりました。

 揚げ物とか魚をおろす、などの「いかにも手間、かかります!」みたいなことはそりゃもちろんなんですが、ジャガイモやサトイモなどのイモ類や、グレープフルーツや甘夏など柑橘類の皮むき、大根をおろす、青菜類を洗うこと、みじん切り、ひき肉をこねる、キャベツの千切り、お米を研ぐなど、まあ出るわ出るわ(笑)。

 うーん……どれも、共感。しまいには「魚焼いたあとのグリルを洗うこと」「肉を切ること。まな板しっかり洗わなきゃいけないのがちょっとブルー」とか、料理後に関する面倒なことも上がってきました。

 あと「納豆のフィルムはがして混ぜるの、誰かにやってほしい」という意見はよかったなあ。あれ、地味に面倒ですよね。

 このテーマ、料理家さんたちともよく盛り上がるんですよ。

「焼きナス! あれは人に作ってもらいたいわー」

「私はエビの背ワタ取りと、もやしのヒゲ取り」

「こんなこと言うと料理研究家としてどうかと思うんだけど、揚げ物の衣つけ全般がすっごく面倒でさ、私……」

「(全員で)わかるー!!」

 料理に関する面倒なことは、誰しもあるもの。そう、料理を仕事にしている人たちですら、何かしらは必ずあるんですよ。ということを、今回お伝えしたかったんです。

 料理してないことで罪悪感を覚えがちな人に共通しているのは、生真面目で自分を追い込みがちなところ。「料理が面倒と思ってしまうのなんて……自分だけかも」なんて思ってしまいがちなんです。いやいやいや、みんなありますよ。

 さらに言えば、日々の料理をうまくこなしている人って、自分が面倒なことをうまく避けつつ行っているように感じます。「別にいいじゃない、イヤなことをわざわざせずとも」と自分で決めて。だって自炊は自分のためにすること。「自分がラクで、つらくない」を基本にしたいですよね。

 例えばレトルトスープにちょい足しするのだって、もう立派な自炊だと私は思っています。

 さて今回は、そんなレトルトスープや汁物などにそのまま足して簡単に食物繊維量をアップできるアイテムをご紹介しますよ。

簡単に食物繊維量を
アップできるアイテムって?


 糸寒天、ってご存知ですか? 海藻の天草(てんぐさ)から作られる寒天、あんみつなどでもおなじみですね。あれを糸状にしたもの。スーパーの乾物コーナーに置かれてることが多いですよ。


 スープ類にそのまま好みの量を加えるだけで、食物繊維の摂取量がアップ。無味無臭なので、料理の味を損ねることもありません。

 きょうは溶き卵入り中華スープに加えました。私は味噌汁、コンソメスープ、カップ春雨やカップフォー、うどんなどいろいろなものに加えています。

 栄養面に関して、日本人が不足しがちなものは食物繊維とカルシウム。糸寒天は下ごしらえもいらず本当に手軽なので、ぜひ試してみてください。腸内環境をよくするためにも、食物繊維はしっかり摂りたいですね。ドレッシングにひたしておいてサラダに混ぜたり、汁にひたしておいて酢の物に加えてもいいですよ。


白央篤司(はくおう あつし)

フードライター。日本の郷土料理やローカルフード、「暮らしと食」をテーマに執筆。主な著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)『ジャパめし。』(集英社)など。去年の11月に発売された『自炊力』(光文社新書)が現在4刷で話題に。
http://hakuoatsushi.hatenablog.com/

文=白央篤司



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