2019/07/04 07:00

台北・繁華街の路地裏に異国を発見! コーディネーターが穴場エリアをナビ

 台湾観光の際、多くの人が立ち寄る台北駅。また数多くある台北の観光スポットの中でも人気が高い西門町。そんな繁華街の路地裏に外国を感じるストリートがあるのをご存じでしょうか?

 今回は台北市内に存在する4つのストリートにスポットを当て、街の歩き方や楽しみ方をご案内させていただきます。

インドネシアストリートは
台北駅から徒歩5分!

 まず初めに訪れたいのは台北駅M3出口のすぐお隣、台北天成大飯店(コスモスホテル台北)真横の路地裏にある「印尼街」ことインドネシアストリート。


M3出口左手にはコスモスホテル台北が。

ホテル横の路地に入れば、そこはまるで異国。

 50メートルほどの細い道に小さな食堂や日用品店があり、インドネシアの国旗が風になびく様子が印象的です。


東南アジアにやって来たかのような街並み。

 週末ともなれば台北駅構内では大勢の外国人労働者の姿を目にしますが、その方々がランチを楽しむ場所でもあるとか。自国の味を求めてこの場所にやって来るのかもしれません。

 路地の突き当たりを右折すると、屋台風のレストランが約10軒立ち並んでいます。店頭では様々なおかずやカラフルな色の餅などが並ぶ光景を目にすることができます。


暑い太陽の真下で、サテを焼く様子。

揚げ物やカレー、グリルチキンなど様々な料理が。

 中国語で対応してくれる店員もいましたが、ほとんどの方が英語を話します。とてもコンパクトなストリートですが歩いているだけでここは本当に台北なのか? と錯覚するほど。

 普通の観光に飽きた方にぜひ訪れていただきたいエリアです。


ほとんどの店がテント式となっています。

 ただし午後1時前後にはほとんどの店の営業が終了しますので、昼前にさくっと訪れるのがベストかもしれません。

印尼街(インドネシアストリート)

所在地 台北市中正區中山北路一段8巷12弄
アクセス MRT台北駅M3出口から徒歩3分

コンパクトながらも
味わい深い街並みの「香港街」

 西門町は台湾のB級グルメやショッピングスポットが立ち並ぶ通称「台北の原宿」とも呼ばれるエリア。ここでご紹介したいのが3つのスポット。

 まずひとつめは、西門駅6番出口を出て、約3分直進したところにある細く短い路地「成都路27巷」。地元の人から「小香港」と呼ばれています。


タピオカミルクティーで有名な「幸福堂」が見えたら右折。

リトル香港ストリートは非常にコンパクト。

 この路地裏には朝食店、美容院、ホテルやカフェ、食堂にアパレル店などがギュッと詰め込まれています。その雰囲気はまるでリトル香港。

 また路地のちょうど中央にはこの「街」を象徴する「小香港大廈」というビルが存在します。


入り口が非常に渋い「小香港大廈」ビル。

「小香港大廈」ビルの正面には香港の庶民的飲食店「維記茶餐廳」が。

 外観からレトロな雰囲気が漂っており、営業時間前に訪れれば今では珍しいアコーディオンシャッターを見ることも可能。


台北っ子に大人気の茶餐廳。

 店の真横の壁を見ると格子の鉄柵に赤いポスト、レトロなイラストなど非常にノスタルジックな光景を楽しめます。


街のあちこちに香港らしさを感じる壁が。

 このリトル香港ストリートはガチョウ肉を使ったスープ麺が有名な「千暉鵝肉店」の少し先で終了。

 台北にいながら香港の雑多感を体験したいときにぜひ訪れてみてください。

小香港(リトル香港ストリート)

所在地 台北市萬華區成都路27巷
アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩3分

圧巻のウォールアートが
ずらりと並ぶ「美國街」

 香港を感じた後はそこから徒歩約5分の場所、昆明街96巷にあるアメリカンストリートこと「美國街」へ。


コンクリートの柱に描かれた、美國街の看板。

 アメリカ国旗が描かれたコンクリートの柱が目印。ここを左折すれば目に飛び込んでくるのは古いビルの壁に描かれたスプレーアート。


入り口のウォールアートは比較的暗めの色合い。

 ビル前にある物置にまで絵を施してしまうダイナミックさや、何十枚ものシールを使いひとつの作品にしてしまう想像力など、見ていて飽きないものばかり。


ビル前にある小さな物置にまで絵が施されています。

 街の雰囲気がまるでアメリカのようなのと、この通りには数年前まで古着屋も多かったことから「美國街」と呼ばれるようになったとの説があります。

 このウォールアート、奥へ進めば進むほど色鮮やかに変化します。明るい時間にこのエリアを訪れ、アートを背景に写真を撮影すればSNS映えすること間違いなし!


突き当たりを右折すれば、更にカラフルに。

 奥に進めば公園がありますが、木々の隙間から見えるカラフルな壁も見所のひとつ。じっくり見れば水飲み場にも沢山のシールが貼り付けられています。


自然が残る公園の壁にも絵がぎっしり。

水飲み場にも細かい絵とシールが。天気の良い日は写真撮影にもぴったり。

 アーティストにより画風や色使いも異なるため、ひとつひとつの作品をゆっくり楽しみながら歩いてみてください。

 ただしこのエリア午前11時以降は店のシャッターが開いてしまうのと、平日夜は人通りも少ないため、午前中早めの時間に訪れることをおすすめします。

美國街(アメリカンストリート)

所在地 台北市萬華區昆明街96巷
アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩8分

「川菜街」こと四川ストリートは
生活感溢れる街並み

 アメリカンストリートにある公園から正面へ歩くこと約5分。ここは四川料理店が立ち並ぶ通称「川菜街」の裏側。


アメリカンストリートを背中に、道を1本渡ればそこは四川ストリートの裏道。

 本格的な四川料理が手頃な価格で食べられることで有名なこのストリートは、ランチ時になると周辺で働くサラリーマンで大変賑わいます。

 この街も非常にコンパクトで全長約200メートル。一般住宅とレストランが交じりあう「街」となっています。


レストランと住宅が混在しているのが、四川ストリートの特徴。

 四川料理といえば非常に辛いイメージがありますが、このエリアにある食堂ではそこまで辛いと感じる料理はほとんどなく、注文時に辛さを調整できるメニューもあり、辛いのが苦手な人でも安心して食事を楽しめます。

 創業60年という老舗もあり、店頭ではお客様を呼び込む元気で威勢のよい年配の女性や、椅子に座ったご老人がいるので、日本とは異なる空気を感じることができるでしょう。


四川料理専門店は約10軒。

 様々なストリートを歩いた後は店内でゆっくり休みながら本格的な料理にチャレンジしてみてください。

 小さな路地裏で見つける外国、台北市内で感じる異国。今回ご紹介した4つのスポットはすべて路地裏にあります。

 個性豊かなストリートから、地域に根差したストリートまで、「街と異国」をゆっくり散策しながら、日常の中に息づいた様々な魅力をぜひ体感してみてください。

川菜街(四川ストリート)

所在地 台北市萬華區康定路25巷
アクセス MRT西門駅6番出口から徒歩5分


矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。最近は会う方から「日本語上手ですね」と言われますが100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、台湾で会社を立ち上げおかげさまで10年を超えました。
現在はTVロケや雑誌取材のコーディネーターとして日々たくさんの方に新しい台湾を一生懸命探しながら紹介いたしております。CREA WEB読者の皆さんに喜ばれる、使える、役に立つ情報を発信させていただこうと思っておりますのでどうぞ宜しくお願いいたします!!

文・撮影=矢作晃之



【関連ニュース】

今日の運勢

おひつじ座

全体運

素晴らしくカンがいい日。自分を信じて直感で行動しよう。なぜ...もっと見る >