2019/07/27 11:00

真夏に味わう大迫力の氷の世界 絶景アラスカクルーズに乗船!

#177
Endicott Arm & Dawes Glacier
エンディコット・アーム
&ドーズ氷河(アメリカ)


客船の船首部分にあるオブザベーションラウンジから、フィヨルドの眺めを満喫。

 クルーズのメリットはダイジェストにその地を周遊できること、移動時間も無駄なく楽しめること。

 と、思っていましたが、陸からは行くのが大変なところへも、海からならば楽ちんにアプローチできる。しかも地球サイズの絶景を、気軽な装備で体験できる。

 そんな新たな気づきに、目からウロコなアラスカクルーズでした。


リノベーションを経てバージョンアップしたノルウェージャン ジョイ。

 今回、体験したのは客船ノルウェージャン ジョイの、「インサイドパッセージクルーズ『アラスカハイライト』7日間 シアトル発」。

 シアトルから乗船して、ケチカン、ジュノー、スキャグウェイとめぐり、カナダのビクトリアを経て帰港するルート。

 それぞれの街で、夏のアラスカならではの楽しみが待っています。

 寄港地観光ツアーの内容も豊富で、どれにしようか悩んでしまいそう。


カニ漁船に乗り込み、作業を見学するツアー。

 ケチカンでは、「ベーリング海カニ漁ツアー」をチョイス。

 これは『ディスカバリーチャンネル』の人気シリーズ「ベーリング海の一攫千金」で取り上げられた、荒れ狂う海と闘いながらひと儲けを狙うカニ漁の漁場へ行くというもの

 カニ漁船「アリューシャン・バラード」号に乗り込み、ベーリング海へ。


ケチカンの地名の由来、トリンギットインディアンの言葉で「ワシの広げた翼」のとおり、ワシたちが旋回しています。

カニ漁は当たれば一攫千金。日本でいうところのマグロ漁のよう。

 荒波に翻弄されるのかと思いきや、そこは夏のベーリング海。船酔いの心配もない穏やかな海上で、乗組員からカニ漁にまつわる冒険譚を聞き、巨大なカニをもって記念撮影。

 カニが食べられる美食ツアーだと思ったのは、どうやら勘違いでした。

山の谷間から湖へ流れ込む
巨大氷河と対面!

 ジュノーでは、「メンデンホール氷河&焼きサーモン」ツアーを選択。


市街地から近いことでも知られるジュノー郊外のメンデンホール氷河。大迫力!

 広さ約3,900平方キロメートルもあるジュノー氷原から流れ出る氷河のひとつ「メンデンホール氷河」は、世界で最も市街地に近い巨大氷河です。

 氷原に蓄積された氷が重力によって下方へと流れ落ち、それらがゆっくりと確実に岩盤を削り、すべてを岩や粉状に砕いて、約20キロ先のメンデンホール湖へと運ぶのだとか。

 山の谷間から、湖へとなだれ込んでいる氷河は大迫力。まるで押し寄せる川の流れを瞬時に氷に変えてしまったようにも見えます。まさしく氷の河。

 ビジターセンター近くの写真撮影にも最適なビギナー向けトレイルのほか、滝や小川の風景を楽しむトレイルもあります。


炭火を使ってサーモンを焼き上げる。できたてアツアツをいただきます。

脂がノリノリの美味なるサーモン。

森の中の河畔にある焼きサーモンの施設。

 氷河の後はお待ちかねの焼きサーモン。森の中の川のほとりでいただくと、サーモンも空気もおいしい!


夏なので、ソリではなく、車輪付きのワゴンをけん引。

オッドアイがかわいいアラスカン・ハスキー。

生まれたてのアラスカン・ハスキーの赤ちゃん。眠くて、眠くて……。

 スキャグウェイではアラスカン・ハスキーたちの犬ゾリ(夏は車輪付きワゴン)を体験。

 興奮した犬たちの鳴き声が響く中、森林の中をワゴンは走り抜けます。

 木々の緑の息吹がさわやか。生まれたばかりのハスキー犬ともキャンプ内で触れ合えます。

客船でフィヨルドを進み
ドーズ氷河へ!


あまり客船が訪れない、穴場なドーズ氷河。デッキではスタッフが防寒のための毛布やスープを配布してくれるので、快適に見学できます。

 今回のクルーズのハイライトは、エンディコット・アームとドーズ氷河の大パノラマを客船上から眺望すること。


雪解け水なのか、滝がフィヨルドの壁を伝っていました。

 客船はステファンズ・パッセージから水路に入り、氷河によって削られたエンディコット・アームを進みます。

 このフィヨルドは幅が狭く、入れる客船が限られます。そのため訪れる旅行者数が少ない、いわゆる穴場的存在。


デッキに用意された双眼鏡で氷河をウォッチング。

 客船がゆっくりと進んでいくと、水面に浮遊する氷の塊からピキピキッという割れる音が聞こえてきます。

 フィヨルドの対岸には針葉樹が茂り、岩壁を一筋の滝が流れています。船尾を見ると、引き波に氷の塊が揺れています。

 この氷の上でアザラシが休んでいることもあるとか。


明るく光を宿したような氷の青が印象的だった、ドーズ氷河。

ドーズ氷河の前でしばらく停泊し、満喫したのちに、水路を戻ります。

 そして最深部に待っているのがドーズ氷河。フィヨルドの合間から氷の塊がのぞいています。

 手前の海面には崩れた氷の欠片があちらこちらに点在。

 目の前に広がる大自然のドラマを、客船のデッキから眺めるとは、なんて贅沢。しかもこの日、この船だけの貸し切りでした。


これが客船上とは!? ゴーカート場やスライダー付きプール、ジャグジーなど施設充実。

エクスクルーシブな船旅が味わえる「ザ・ヘブン」。

 ちなみに、今回乗船した「ノルウェージャン ジョイ」。スライダー付きプールはもちろん、洋上のゴーカート場までも装備。

 いわばエグゼクティブクラスのようなワンランク上の豪華キャビン「ザ・ヘブン」は、ゲストオンリーのエリアがあり、スペシャルな各種サービスが受けられる、天国のような世界。

 いつかは、「ザ・ヘブン」に……、と夢が広がります。

エンディコット・アーム&ドーズ氷河

●アクセス 米国シアトルから乗船し、アラスカ3ヵ所の港+カナダ1都市をめぐる7日間クルーズ
●おすすめステイ先 ノルウェージャン ジョイ
「インサイドパッセージクルーズ『アラスカハイライト』7日間 シアトル発」
https://www.ncl.com/jp/ja/vacations?destinations=Alaska_Cruises/

【取材協力】

ノルーウェイジャンクルーズライン
https://www.ncl.com/jp/ja/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

文・撮影=古関千恵子



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