2019/09/06 17:00

「3年A組」で話題の萩原利久と菅田将暉との気になる関係とは?

 大ヒットドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の生徒役で注目された萩原利久。

 20歳にして、芸歴12年となり、最新出演映画『アイネクライネナハトムジーク』では、クラスのマドンナに恋する高校生を演じている。そんな彼と菅田将暉との気になる関係性とは?

菅田将暉との
運命的な出会い


——2007年に、子役として事務所に入られたきっかけは?

 素直に「芸能人に会いたい」という、ミーハーな気持ちからです。特に、小島よしおさんに! それで8歳の頃、「お芝居とは何か?」ということも分からず、子役事務所に入りました。レッスンに関しても、習い事に近い感覚で受けていたのかもしれません。

——やがて、CM出演のほか、バラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」ではオカレモンJr.の一人として、岡村隆史さんと共演されました。

 岡村さんのような芸人さんにお会いできるのは、ホント嬉しかったですね。学校の友だちにも自慢できますし(笑)。

 同世代の子たちも多かったから、レッスンを受けるのも苦じゃなかったし、とにかくフワフワしてました。


——そして、俳優としての活動が増えていきますが、転機となった作品は?

「運命の人」(2012年放送の本木雅弘主演ドラマ)に、一話だけですが、出演させてもらったことです。これまでと違う雰囲気の現場に入ったことで、スゴく緊張したのですが、僕の兄役が菅田(将暉)くんだったんです。

 空き時間に菅田くんがいろいろ話しかけてくれたことで緊張がほぐれましたし、お芝居の現場の面白さを教えてもらったんです。

15歳で初主演した
映画が国内外で高評価


——当時の萩原さんは、まだ中学1年生ですよね?

 はい。それで追いかけるように、菅田くんがいる今の事務所(トップコート)に応募しました。

 ほかの事務所に応募することは考えられなかったですね。

 それでワークショップを受けた末、事務所に入ることができました。それを機に、いろんな作品を観るようになったりして、さらにお芝居に興味を持つようになりました。


——2016年には、秘密を抱えた15歳の少年・銀役を演じた『イノセント15』に初主演されます。

 撮影のとき、僕も15歳だったのですが、セリフも少なく、とても難しい役でした。

 銀くんのセリフや行動ひとつひとつが理解できず、苦しかったんです。監督のOKが出ても、撮影中はずっと気持ち悪い感覚でしたが、今思うとそんなモヤモヤとしたものが、『イノセント15』としては正解だったのかもしれません。

 20歳になった今の自分が銀くんの気持ちを理解できても、それはそれで成立しないと思うんですよ。


——『イノセント15』は、自主制作映画ながらも、1週間限定のレイトショー上映では約 1,000人の動員を記録。韓国・全州国際映画祭に正式招待されるなど、海外でも高評価されました。

 自分がやり切って満足したとは言い切れない作品が、そのようにいろんなところで評価されていくことは、どこか不思議な感覚でしたね。まるで、自分の映画じゃないみたいで。でも、映画祭でレッドカーペットを歩くことができて嬉しかったです。

プロ意識の高い若手俳優揃いの
『十二人の死にたい子どもたち』


——共演の小川紗良さんとは、2年後に公開されたラブコメディ『ウィッチ・フウィッチ』でも再共演されますね。

『イノセント15』のときに、自分のすべてをさらけ出していたので、小川さんの前では恥ずかしさのようなものはなくなっていましたね。だから、コメディとして吹っ切ったお芝居をすることに何の抵抗もありませんでした。

 CGとの合成シーンもあったり、撮影期間が短かったりしたのですが、相手役が小川さんで良かったです。最初から息がピッタリでしたし、小川さんは映画監督もやられる方なので、現場では心強かったですね。


——2018年公開の『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で演じた空気が読めなすぎる主人公の同級生・菊地も印象的でした。

 その前の現場が、役者が放つエネルギーについて、どう発信し、どう受け止めるかといったことなど、深く学ばせてもらった『あゝ、荒野』だったんです。

『志乃ちゃん~』の菊地は、自分から全力で発信するキャラだったので、そのことを意識しながら役作りをしました。だから、演じていて面白かったですし、いろんな方から褒めていただけたのは嬉しかったですね。


——2019年公開の『十二人の死にたい子どもたち』では主要キャラの一人・タカヒロを演じました。

 ここまで同世代の役者だけで集まる現場もないので、現場に行くのが楽しみでした。

 みんな休憩中はワチャワチャしているのに、カメラの前に立つとスイッチが切り替わるんですよ。

 そんなプロ意識の高いメンバーの中で、自分が演じるキャラでどこまでやり合えるか? ということはいつも考えていましたし、常に気を張ってないといけない現場なので、1カット撮り終えるごとにドッと疲れていました。

“ザ・高校生”を
強く意識した最新作


――そして、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」では生徒の中でもキーパーソンとなる逢沢を演じました。

 内通者という役柄的に、『十二人~』のように同世代とバチバチぶつかることはできませんでした。

 教師役の菅田さんとぶつかれなかったのは残念でしたが、また近くでそのエネルギーを感じ取ることができました。

 ここまで明確に追い続ける菅田さんという対象があると、モチベーションが上がるし、これからも上を目指し続けることができると思うんです。

——最新出演作『アイネクライネナハトムジーク』では、恒松祐里さん演じる同級生に淡い恋心を抱く高校生の久留米を演じました。役作りについては?

 なかなか告白できない感じや親に対する反抗的な態度など、懐かしい感情を思い出しながら、どこにでもいそうな“ザ・高校生”を強く意識しました。

 また、私生活ではできなかった自転車通学など、僕の理想の高校生の姿も、ノリのいい恒松さんと一緒に演じられて楽しかったです。


——この春、大きく話題となった『愛がなんだ』の今泉力哉監督の新作ですね。今泉監督の演出はいかがでしたか?

 基本、こちらが提示するお芝居に対して、全肯定してくださる方なんです。

「僕はこう思いますけど、そっちの方が面白そうですね」というようなことを言われて、知らないうちに微調整されている感じ。完成した作品を観たときは、とても新鮮で不思議な感じがしました。

菅田さんと
ぶつかり合いたい


——今後の展望や将来の夢を教えてください。

 これまでは圧倒的に高校生の役が多かったのですが、これからは実年齢より上の20代の役、社会人の役など、役の選択肢も増えてくると思うんです。

 だから、さまざまな役に貪欲にチャレンジしてみたいと思います。もちろん、高校生役もやっていきたいですし、菅田さんとは一度はぶつかり合う役もやってみたいです。


萩原利久
(はぎわら・りく)

1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。2014年『水の声を聞く』で映画デビュー。初主演作『イノセント15』(2016年)、『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)のほか、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年)、「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」(2019年)などに出演。公開待機作に『恐怖人形』(2019年秋公開)がある。


『アイネクライネナハトムジーク』

仙台駅前、会社員の佐藤(三浦春馬)は、アンケートに応えてくれた女性・紗季(多部未華子)と出会い、付き合うように。それから10年後、高校生の久留米(萩原利久)は佐藤の大学時代からの親友の娘・美緒(恒松祐里)に対し、ひそかな恋心を寄せていた。
2019年9月13日(金)より、宮城県先行上映。2019年9月20日(金)より、全国ロードショー。
https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/
(C)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

くれい響 (くれい ひびき)

1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

文=くれい響
写真=佐藤 亘
スタイリスト=鴇田晋哉(Tokita Shinya)
ヘアメイク=Emiy(エミー)



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